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カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々


by canadianlife

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日本での日々 その1

滞在12日間、ほとんど実家で過ごし、日々入院中の父を見舞い、最近めっきり足腰が弱くなって出かける機会が少なくなっている母に
      「どこかドライブして行ってみたいところはなぁい?」
と尋ねたら「とっとり花回廊」と「自分の生家」へ行きたいというので…
まずは「花回廊」へ。
日本での日々 その1_a0047577_1612645.jpg
父母の住む家は鳥取と広島のほぼ県境にあるので、のんびり車で走って…約1時間半で到着。
日本海側に近くなるせいか?まだ桜もチューリップも真っ盛り!母のお陰で私も日本の春を満喫することができました。
日本での日々 その1_a0047577_1620348.jpg
遠くに大山を眺めながら、広大な園内を周遊トレイン(バス)で一周できるので、母も園内すべてを見て回ることができました。
雨の日でも傘なしで回れるように屋根付きの回廊があり、ブッチャートガーデンさながらの手入れの行き届いたすてきなところでした^^





母の生家は中国勝山というところにあり、まだ母の実兄夫婦が元気で家を守っています。
3年ぶりに訪れるという母、私にとっては、何と生後6カ月以来の訪問!
実兄夫婦と久々の再会を果たした母は涙を流して喜んでいました…。
私も、後で話しますが、たとえ夫の姉夫婦のところへ養女に行くとは言え、間もなく手放す幼子を抱いて実家を訪問した母の当時の気持ちを察して、胸が熱くなりました…。

以前からブログを訪れてくださっている方は、あれ?私の父はすでに2年前に他界したのでは?とお気づきになるでしょう。
実は、先年亡くなったのは私を生後6か月から育ててくれた養父だったのです。
ちなみに、養母は平成6年に亡くなっています。
子供のいなかった実父の姉夫婦のところへ二女の私が養女となったわけなのですが…何しろ大昔のこと(笑)戸籍はちゃんと養父母の「長女」として登録されていたものですから…17歳になるまでその事実を知らぬまま育ちました。
実家には5つ違いの兄、2つ違いの姉がいるのですが、事実が判明するまで、ず~と従兄姉だと信じておりました。
不思議にお思いになるかもしれませんが、本当に私は養父母を実の両親と信じて疑いませんでした。
事実が判明した後、多少の紆余曲折はありましたが、実娘として養父母の最期を看取ることができた私は本当に幸せ者です。それは彼らの私への愛情がいかに深く、清らかなものだったかを示しています。

私はバツイチなので…今までに「父」、「母」と呼ぶ人々が合わせて8人いることになります。
すでに4人が亡くなっているのですが…私が出会った時にすでに故人だった夫の父も含め(なぜならあんなに立派に夫を育ててくださったのですから)、私はすべての人々へ、愛情いっぱいに育んでくれたこと、至らぬ私を家族として受け入れ、多くのことを学ばせてくださったことへの感謝を決して忘れません。
by canadianlife | 2009-04-26 23:52 | 旅(北米・Asia)

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