カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々
by canadianlife
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いろいろあった1週間…
夕方8時過ぎ、バンフからキャンモアに向かうハイウエイからの景色。 先週火、水のお休みはリラックス!いい気分で始まった私の1週間だったが…。木曜日の夜思いがけない訃報が飛び込んできた。
2005年夏、キャンモアのB&Bに1ヶ月滞在して家探しをしていたとき、B&Bのオーナーさんに伴われてバンフの教会に行き、初めてお目に掛かったまだ50台半ばのT牧師が心筋梗塞で亡くなった。’05夏、日曜日の午前中はバンフの教会で、午後はキャンモアのご自宅で礼拝をされていたのでオーナーさんご夫妻とご一緒に伺ったこともあり…私達がキャンモアに引っ越し、やっとこれから同年代の夫婦同志仲良くしていただけると喜んでいた矢先の出来事。2,3度ご一緒にお食事をしてご夫妻のお人柄もよくわかっていたので、ひどくショックなニュースだった。土曜日夕方4時30分からバンフの教会で葬儀。亡くなった牧師が兄のように、父のように慕っていたM牧師が日本から渡加中であり、自ら葬儀を執り行われた。聞けば、一緒にゴルフを楽しんでいた最中の出来事だったとか。葬儀の中でM牧師は「T牧師は神様のご計画によって天国へ召された…」と話されていた。 誰にも神様のご計画は知らされること無く突然やって来る…だから人は恐れず生きていられるのだと思う。『あなたに間もなく死が訪れる』とMeet Joe Blackのパリッシュのように神の声が聞こえたとしたら…私のような小心者はそこですでに残りの人生をどう生きるべきか考えるより先にパニックに陥り我を見失い狂ってしまうかも知れない。
日曜日はフライトキャンセルがあって、2つのグループが不幸にもこれに翻弄され、バンフ支店も朝からバタバタ。海外ツアーの添乗員経験も少しある私はハプニングがあったときの彼らの大変さは身にしみてわかる。お客様に自分の心の動揺を悟られない様にしながら、何とか全員揃って日本へ連れて帰らなきゃ!と頑張るものだから。添乗員の発する一言一言はとっても大事。お客様に的確な指示をし、いろんなことで納得してもらう必要があるから。私の短い添乗員時代のモットーは「お客様と一緒に楽しむ!」だった。自分が楽しめないツアーはお客様だって楽しいとは思わないだろうってね。
人は自分の都合の良いように事を正当化する傾向がある。その人の立場に立って考え良かれと思ってしたことが、思いに反して自分に不利益が降りかかっても、相手の立場がそれでよく保てるなら、私はいつでも悪者になっていいと思っている。それが自分の生き死に関わることでなければ、いいじゃないか、それくらい…といつも思う。先日亡くなった、私を大事に大事に育ててくれた父は、いつもこの信念で生きてきた人だった。豪農の嫡男で、幼少の頃から手先が器用だったのを見た父親が『お前は歯科医になれ』と言う一言で、絵描きになりたいという夢を捨て、逆らいもせず親の意向に沿った。物心ついたときから、そういう、従順で、奢らず高ぶらない父の後姿をみて、少し歯がゆい思いをしたこともあったが、今となって考えてみればあの生き方は本当に『天晴れ!』と思う。
亡父はいま、一日中スリーシスターズを臨む特等席に座って、私の一日を苦笑しながら見守ってくれていると思う。その上、私の我ままをすべて受け入れてくれる懐の大きい夫に支えられ、平穏で満たされた毎日を送っている自分を、いまさらながら無類の果報者、と実感している。
2005年夏、キャンモアのB&Bに1ヶ月滞在して家探しをしていたとき、B&Bのオーナーさんに伴われてバンフの教会に行き、初めてお目に掛かったまだ50台半ばのT牧師が心筋梗塞で亡くなった。’05夏、日曜日の午前中はバンフの教会で、午後はキャンモアのご自宅で礼拝をされていたのでオーナーさんご夫妻とご一緒に伺ったこともあり…私達がキャンモアに引っ越し、やっとこれから同年代の夫婦同志仲良くしていただけると喜んでいた矢先の出来事。2,3度ご一緒にお食事をしてご夫妻のお人柄もよくわかっていたので、ひどくショックなニュースだった。土曜日夕方4時30分からバンフの教会で葬儀。亡くなった牧師が兄のように、父のように慕っていたM牧師が日本から渡加中であり、自ら葬儀を執り行われた。聞けば、一緒にゴルフを楽しんでいた最中の出来事だったとか。葬儀の中でM牧師は「T牧師は神様のご計画によって天国へ召された…」と話されていた。
日曜日はフライトキャンセルがあって、2つのグループが不幸にもこれに翻弄され、バンフ支店も朝からバタバタ。海外ツアーの添乗員経験も少しある私はハプニングがあったときの彼らの大変さは身にしみてわかる。お客様に自分の心の動揺を悟られない様にしながら、何とか全員揃って日本へ連れて帰らなきゃ!と頑張るものだから。添乗員の発する一言一言はとっても大事。お客様に的確な指示をし、いろんなことで納得してもらう必要があるから。私の短い添乗員時代のモットーは「お客様と一緒に楽しむ!」だった。自分が楽しめないツアーはお客様だって楽しいとは思わないだろうってね。
人は自分の都合の良いように事を正当化する傾向がある。その人の立場に立って考え良かれと思ってしたことが、思いに反して自分に不利益が降りかかっても、相手の立場がそれでよく保てるなら、私はいつでも悪者になっていいと思っている。それが自分の生き死に関わることでなければ、いいじゃないか、それくらい…といつも思う。先日亡くなった、私を大事に大事に育ててくれた父は、いつもこの信念で生きてきた人だった。豪農の嫡男で、幼少の頃から手先が器用だったのを見た父親が『お前は歯科医になれ』と言う一言で、絵描きになりたいという夢を捨て、逆らいもせず親の意向に沿った。物心ついたときから、そういう、従順で、奢らず高ぶらない父の後姿をみて、少し歯がゆい思いをしたこともあったが、今となって考えてみればあの生き方は本当に『天晴れ!』と思う。
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| 2007-08-01 04:31
| カナダ・ライフ
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