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カナディアンロッキーで暮らす茶道とカルトナージュ愛好家の日々


by canadianlife

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2泊3日の母娘旅行

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2月2日に、母と訪ねた滋賀県長浜の盆梅展。1月20日に始まったばかりで、まだ3~5分咲きの盆梅が多かったが、会場内は甘い梅の香が漂い、一足早く「春」を感じることが出来た。

長年夢見ていた「生家の母と2人で温泉旅行」今回ついに実現となった。1泊目は丹後の温泉と冬の味覚「かに」、2泊目は琵琶湖畔のリゾートホテルでのんびり…。3日目は京都でひ孫と初対面の後、帰郷、というプラン。

母は、この旅行のためにカシミアのコートを新調して待っていてくれた。出発前日に京都から新見市の実家へ移動。出発の朝、別棟に住む兄が駅まで送ってくれて、特急「やくも」を利用し新見から岡山へ。新幹線に乗り継ぎ新大阪で福知山線の特急に乗り換え、列車は福知山から北近畿タンゴ鉄道宮津線に入り木津温泉駅まで約5時間の旅。

まずは新大阪で買った駅弁を食べる。
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最近のお気に入り、元なだ万の料理長が監修するこのお弁当、母もいたくお気に入りで、よかった!

母は最近言葉が出にくくなっているため、時々筆談となる…脳梗塞が疑われ、精密検査もしたが、MRIでは軽い梗塞はあるものの薬を飲む以外に治療法はないらしく…出来るだけしゃべる機会を与えてあげようと、私は気長に構えているが、本人の方がもどかしく感じるらしく、すぐメモ帳を取りだし書こうとする。

かつて実家に帰ると、母と夜の更けるのも忘れ、たわいのないおしゃべりを楽しんでいたのに、いまでは10時になるとベッドに入り、一人でTVを見ながら眠りにつく毎日。編み物やパッチワークが上手で、お料理も手早く作ってくれた母もすでに80歳半ばだもの、老いるのは仕方がないこと…今回の旅は母娘一緒の思い出が作りたくて、母の大好物(私も!)の「カニ」の美味しい時期に実行!

午後2時に無事「木津温泉駅」に到着、旅館からの送迎バスに乗って、5分で到着。
今回選んだのは「夕日ヶ浦温泉・はなれ風香」という隠れ宿的な旅館。ご常連の方のお勧めもあり、HPをみて客室展望風呂とお料理で即決!
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お部屋へ案内され、さっそく温かい緑茶と「節分」の福と鬼の和菓子を戴くと、あ~ほっこり…。
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いまは和風旅館と言っても和洋室タイプのお部屋が主流らしい。
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佳松苑という本館があり、「はなれ風香」は別棟で6階建て各階3室という、こじんまりした別館になっており、1Fエレべーター横には自分で好きな浴衣と帯が選べるコーナーがある。母も私も子供のように無邪気になって、7~8種類の中から選んだ^^

木津温泉駅に着いたころから小雨になり、日本海に沈む夕陽は見られなかったが、お部屋係りの方が「今朝もいいずわい蟹が上がってきているので、お夕食を楽しみになさってください!」というので、さきに、ゆっくりと露天風呂のある別棟の大浴場へ。全室温泉付きのお風呂があるせいか、夕方でも大浴場は貸し切り状態、母とゆっくり体を温め…お気に入りの浴衣姿でお食事処「風水」へでかけた。
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まず前菜、カニの器の中は「かに味噌」!続いて、母の大好物、お刺身!
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とろりと甘~い生のカニ身を味わうのは久しぶり。グラスの下には、子持ちの茹せこがに、こちらも身が甘い^^
お料理はどんどん運ばれ…お造りの盛り合わせと同時に仲居さんが持ってきたのは日本海のブランドガニ(津居山ガニ)、釣り上げた漁港と船の名前入りタグが付いている。
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これを蒸して、持ってきてくれるという。午後から夕方にかけてだんだんしゃべりにくくなるという母だが、今夜は温泉効果もあったのか、いつもより積極的にしゃべってくれて嬉しい。
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蒸したてのカニを仲居さんが手際よくさばいてくれて…
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カニみそは母と仲良く食べる。もうお腹いっぱい!と感じるが、まだまだお料理が運ばれてくる。
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カニの足の天ぷらに続き、鍋物。これに、カニ身のたっぷり入った茶碗蒸し。最後は、お鍋の後の雑炊でお仕上げ。
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雑炊を食べたいため、私は天ぷらをパス!でも、母は美味しそうに食べていたので、これには脱帽(笑)

思い起こせば4年前、カナダに移住する前に日本の味を堪能しておこう!と城崎の老舗「金波楼」までわざわざ食べに行った時に出された「かに」は何だったの?!と言えるほど、今回の「カニ」は極上物。
だとすると、噂の「幻の間人(たいざ)蟹」とは、どれほど美味しいものなのか…

テーブル担当の仲居さんに聞いてみたところ、この周辺から出る船の漁場はほぼ一緒で、各漁船は所属する漁港へ水揚げすることになっており、そこで厳選された蟹だけにタグが付けられるとのこと。

ということで間人漁港に所属している小さな底引き網魚船(たった4隻だそうな)が持ち帰るズワイガニだけが「間人蟹」と呼ばれるということ。でも同じ丹後半島の津居山港や柴山港、その周辺から出る漁船も漁域は同じなのだから…我々は「間人蟹」を食べたと同じ事…!?

しかし、「間人」のフラグの付いたカニを食べるには、宿泊を含めた料金がひとり2万円アップとなる…う~~ん、お部屋係りさんのお話を聞くと、そうまでしなくても美味しい蟹は食べられますという風に思えるが、実際どうなのだろう…。値段差があるのは、きっと何か他に「特別」である理由があるに違いないと私は思う…。でも、間人蟹を食べて今夜のカニと比較する機会は、今後もきっとやってこないだろうなぁ…とも思う(笑)

デザートは無理やり押し込んだって感じで(笑)満腹になってお部屋に戻ると、母は気持ちよさそうにリクライニングチェアーでうたた寝。まだ9時過ぎだったが、ベッドへ移って寝るように促し、私も食事中いただいたワインに誘われ、2人で10時前に就寝。

次に目が覚めたのは、真夜中の2時!お部屋のお風呂はいつもかけ流し状態なので、それはもったいない!と、もうひとっぷろ浴びてから寝直すことにした。

有田焼のお風呂に肩まで浸かり、海側に面した窓を開けて外気を入れると、かすかに日本海の波の音が聞こえてきた。雨も上がったようで、ヒンヤリした風がとっても気持ちいい。体が温まり、またベッドへ…まさしく極楽生活満喫中(笑)
by canadianlife | 2010-02-14 06:58 | 日本の旅

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